東京は台風一過で、今日はとても清々しい快晴となりましたね。
星の動きも激しかった今年の夏は、日本中で災害が続き、大変な想いをされた方もいらっしゃったかもしれません。
被害のあった地域の復興が1日も早く進むことを願っています。
さて、この11月より、バッチフラワーエッセンスの新しい講座プログラムをスタートします。
MARIAFLORAのリニューアルをきっかけに、今まで私の中で大切に向かい合ってきた植物について、私自身も皆様と学びながら深めていきたいと思っています。
私がバッチフラワーエッセンスに出会って10年以上経ちますが、当時はまだまだその認知も普及もいまほどではありませんでした。私自身は、バッチ博士の哲学における植物と人間観や癒し手としての考え方や未来の医療への想いには、本当に深く感じ考えさせられ、多大な影響を受けてきました。
また、深くフラワーエッセンスの真髄を学ぶことのできる講座を提供したい一心で、今回の講座は、フラワーエッセンスの研究や開発、バッチ博士の哲学についても研究を深めていらっしゃいます東先生をお招きして開催させていただきます。
この植物の癒しのシステムを深く理解し、広めていけるプラクティショナーであるためには、単にフラワーエッセンスの意味を知るだけでは、扱いこなすことができないと考えています。植物の形態や生態環境、植物の特性を深く知り、また人の心や身体とのつながりを深く学ぶことが大切です。
カウンセリングの実践理論では、人の心理背景や、心の傷とフラワーエッセンスをどのように選択するのかを詳しく学んでいただけるよう講座のプログラムを考えています。理論から実践、セラピーやカウンセリングの現場に応用できる体系的なプログラムであることが、MARIAFLORAのフラワーエッセンスのコースの特徴です。
「Heal Thyself(汝、自らを癒せ):1931年」の中で、バッチ博士は以下のように言葉を遺しています。
『医療は、肉体を扱う物理的な治療法から、精神的、霊的な治療法へと移行していくでしょう。そして、魂と心の調和をもたらすことで病気の原因を一掃した後、肉体を完治させるために、物理的な手段を必要に応じて用いるようになるでしょう。』
バッチ博士は自らの経験や研究の中で、病気の症状ではなく、病気の原因を癒すことを探求されています。本当に治療すべきなのは症状ではなく、病の本質である「心と魂の摩擦」であるという考えに至り、その摩擦の原因として人の心、感情に焦点をあて、その心の苦しみに調和をもたらすことで、病気を消滅させようと試みました。その生涯をかけて自然の中から、癒しの花や草木を見つけ出し、水と太陽で癒しのエネルギーを抽出して、自然で誰にでも使える癒しのシステムを完成させたのです。
私自身は、このバッチ博士の哲学である、人間や病気というものだけを捉えるのではなく、魂と心と体の存在として捉え本質的な心身を癒そうとするスピリチュアルでホリスティックな根源的な癒しのシステムに、深く感銘を受けてきました。
魂という観点から病気や健康、生き方を捉えていく考え方と視点は、今の時代とこれからを生きる私たちにとって、真の健康と幸福を目指す上でとても大切なことではないかと思っているのです。
また、エドワードバッチ著作集にある「汝自身を解放せよ」の中では、このように言葉を遺されています。
『人は皆が癒し手です。私たちの本質の慈愛の念と思いやりで、健康になりたいと心から願うどんな人にも手を貸すことができます。患者の心の内にある精神的な葛藤を見つけ出してください。そして、その問題を乗り越えるために、助けとなるレメディーを渡し、できる限り励まして希望を与えてください。そうすれば、あとは患者自身のうちにある自らを癒す力が働きます。』
私もまた、自分自身やセラピーやカウンセリングを通して、レメディを扱い、癒すことのみならず、このバッチ博士の哲学に癒し手としてのあり方や学びを多くいただき、取り組みと研究をしてきました。
バッチ博士の哲学とフラワーエッセンスの癒しのシステムは、人間の本質は何であるのか、病気が教えてくれる人生へのギフト、植物の生きる姿そのものから学ぶことによる自然界の知恵との繋がり・・本当に沢山の愛の叡智が詰まっています。
バッチフラワーエッセンスを深く知り学ぶことを通じて「癒し」というものの真髄に触れながら、自らを癒し、植物の愛に満ちた優しい力を広げ、分かち合う仲間が増えていくことを願っています。